同じ作業でもコストが最大20倍変わる、Claude Codeセッションのトークン節約術
概要
Anthropic公式が2026年8月に公開した記事をもとに、Claude Codeのセッションコストが同じ作業でも最大20倍変わる仕組みを解説。モデル選択・トークン種別・プロンプトキャッシュという3要素と、コストを抑えるスラッシュコマンドの使い分けを紹介する内容。
主なポイント
- トークン課金は「モデルの単価」「入力/出力トークンの比率(出力は入力の約5倍)」「プロンプトキャッシュ(読み取り0.1倍、1時間キャッシュ書き込み2倍)」の3要素で決まる
- 会話が続くほどシステムプロンプト・ツール定義・読み込んだファイル・CLAUDE.mdの指示がコンテキストに蓄積し、毎ターン再送されコストが膨らむ
- 会話の途中で/modelや/effortを変更するとキャッシュが丸ごと破棄され、次のターンはフル再計算(標準価格)になるため、モデル・エフォートは会話開始前に決めておくのが鉄則
- サブエージェントは独立したコンテキストで動き、結果だけが本体に返るため、ログ解析やテスト実行などノイズの多い反復作業に向いており、HaikuやSonnetなど軽量モデルを割り当てるとコストを抑えられる
- キャッシュの保持期間はサブスクリプションで約1時間、APIキーでは5分(環境変数で1時間に延長可能)
- 節約は「短く話す」ことではなく「無駄な過去のやり取りを毎回運ばないこと」が本質で、/clearで不要なコンテキストを下ろすことが重要
- Claude Sonnet 5の価格例:入力$2、出力$10、キャッシュ読み取り$0.2、1時間キャッシュ書き込み$4(2026年9月に価格改定予定)
- 実践4ステップ:会話開始前に/modelと/effortを決める→話題転換のたびに/clear→休憩前に/compact→新セッションで/contextを叩いて中身を確認
実践に使えること
- 新しい会話を始める前に/modelと/effortを先に決め、途中で変更しない
- 話題が切り替わるタイミングでこまめに/clearを使い、不要なコンテキストを溜め込まない
- 休憩や離席の前は/compactでキャッシュが生きているうちに要約し、続きから安く再開できるようにする
- ログ解析やテストなど出力が多く反復的な作業はサブエージェントに切り出し、軽量モデル(Haiku/Sonnet)を割り当ててコストを抑える
- CLAUDE.mdは200行以内に収め、詳細な手順はスキルに分離して毎回の読み込みコストを減らす