ChatGPTの画像生成が進化 | 新機能でチャット上の画像編集がここまで変わった
概要
2026年9月8日、ChatGPTの画像生成モデルが刷新され、速度・画質・部分編集・指示理解の4点が改善されたほか、スケッチ・テンプレート・コメント編集・プロンプト共有という4つの新しい使い方が追加された。著者は発表当日から実際に丸1日使い込み、事前情報と実際の挙動の違い(特にテンプレートの誤解)を検証している。
主なポイント
- チャット欄で「@」からスケッチ機能を呼び出し、簡単な落書きを見せながら配置を指定すると、その配置が画像に反映される(線の形までは再現されない参照用途)
- テンプレートは「フォームで質問される機能」ではなく、実は完成された英語の指示文がプロンプト欄に自動入力される仕組みで、渡された情報だけで作る/勝手に情報を捏造しない設計になっている
- テンプレートで具体的すぎない依頼をすると、AIが逆に必要事項を質問し、見た目の候補まで提案してから生成する(名称・目的・日時・サイズなどの確認プロセスあり)
- 完成画像はマークアップでコメント・付箋のように番号を刺して部分指定でき、「この枠だけ赤ネオンに」のような指示で他要素を崩さず部分編集ができる(ただし選択範囲外まで影響することもあると公式が明言)
- 「プロンプト共有」機能で、完成画像そのものではなく作り方(指示文)をリンクとして共有でき、受け取った側は同じ指示文を使い自分の写真や条件で作り直せる
- モデルは速度重視の「フレア」と精度重視の「サマース(仕上げ)」の2種類に分かれており、料金単価は同じで速度と精度が異なる
- 生成速度は理想条件で従来比最大半分程度に短縮されたが、回数制限自体は緩和されていない
- 正確さが求められるロゴの一発生成や細かい形状の忠実な再現は依然として苦手で、下書き用途向きとされる
- 全画像に不可視の透かしと生成情報の記録が付与されるが、危険な指示に対して不適切な画像が生成される割合は1%程度残っている
実践に使えること
- サムネイルや間取り図など「配置を言葉で説明すると長くなるもの」は、雑でよいのでスケッチを1枚描いて渡すと狙った配置になりやすい
- ポスターやチラシなど項目が決まっているものはテンプレートを使い、AIからの質問に答える形で作ると情報の捏造を防げる
- 商品写真の色だけ・枠だけなど部分修正をしたい時は、コメント機能で該当箇所に印をつけてから具体的な文章で指示すると、他の部分を保ったまま修正できる
- 同じテイストの連作やシリーズものを作る際は、プロンプト共有で自分の指示文をテンプレート化して再利用すると、雰囲気を保ちやすい