Nebulaを構築するために使ったAIコーディングワークフロー
概要
Web Dev Codyが、自作の8.5万行のRust製TUIエージェント開発環境「Nebula」をClaude(Fable)だけでほぼ一からコーディングした経緯と手法を解説する動画。Rust未経験のまま、製品としての機能取捨選択の考え方と、Claudeへの具体的なプロンプト戦略の両面を紹介している。
主なポイント
- Nebulaは8.5万行のRustコードで構成されるが、著者はRustを書いたことがなく、コードも一切読まずに構築した実験的プロジェクト
- 製品開発サイクルは「1週間実際に使ってみて課題リストを作成→まとめて一気にプロンプトを投げる」を繰り返す方式
- 複数のClaudeエージェントセッションを同時に並行実行し、それぞれ独立したgit worktreeで作業させてから個別にPRを作らせる
- 機能追加の判断基準は「自分の実際のワークフローを最適化するか」で、不要な機能肥大化(bloat)は避ける方針
- プロンプトは「who/what/when/where/why/how」を意識し、画面にいない人に説明するつもりで視覚的・具体的に書く
- Plan modeはほぼ使わず、質の高いハイレベルな1回のプロンプトでFable(Claude)にワンショット実装させている
- 採用を迷う機能は実験フラグの裏に隠し、数週間使ってから正式採用か削除かを判断する
- CLAUDE.mdファイルは持たず、スキルもPR説明作成用とPRレビュー用の2つのみに絞って運用
- 検証はClaudeにE2Eテストやブラウザ操作までやらせつつ、最終的には人間がアプリを実際に使って価値を確認
- GitHub連携など、都度別ツールに切り替える手間が大きい作業はアプリ内に統合して摩擦を減らす
実践に使えること
- プロンプトを書く前に「who/what/when/where/why/how」の要素が揃っているか確認する
- 高性能なモデルを使う場合はPlan modeを省略し、詳細な一発プロンプトで実装を試みる
- 複数のタスクを同時に進めたい場合は、git worktreeでタスクごとに作業領域を分離してエージェントを並行実行する
- 採用に迷う機能は本採用前に実験フラグの裏に隠し、実際に数週間使ってから判断する
- スキルはPR説明生成やPRレビューなど、頻度が高く定型的な作業に絞って作成する
- 1週間分の改善要望をためてからバッチでまとめて実装依頼し、完成後に1つずつ手動検証する運用に倣う