【22分で完全解説】AIエージェント×Obsidian入門:毎回AIに説明し直さなくて済む使い方
概要
ObsidianはMarkdownファイルをローカルフォルダのまま見やすく表示・編集できる無料ノートアプリで、ClaudeやChatGPTなどローカルフォルダを扱えるAIエージェントと人間が同じファイルを共有して「共創」するのに向いている。動画では、その運用方法と、ローカルフォルダとGoogleドライブ(MCP経由)をAIに操作させた比較検証の結果を紹介している。
主なポイント
- Obsidianは無料(Mac/Windows/iPhone/Android対応)で、ノートは「保管庫(Vault)」と呼ぶローカルフォルダ内の1ファイル1つのMarkdownとして保存される。
- 他のノートアプリは独自形式でデータを持つためAIに直接編集させにくいが、Obsidianの中身はただのフォルダとファイルなので、AIがそのまま読み書きできる。
- 運用例:ルール用の agent.md、Claudeへ誘導する CLAUDE.md、本人情報の memory.md を最上位に置き、その下にYouTube・料理・旅行など約20個の専門領域フォルダを並べ、各フォルダにもルールと記憶ファイルを置く。
- AIが書いたMarkdownは人間には読みにくいので、Obsidianで見出しや強調付きで読み、気になる所は自分で直す。AIは同じフォルダに書き戻す。
- 台本作成の流れ:Claudeで企画と構成→検証手順書をフォルダに作成→ChatGPTと検証→Claudeが第0稿→人が書き直し→AIが指摘。Claudeの利用上限に達したらChatGPTに同じフォルダを読ませ、約47秒で状況を把握させて交代できた。
- 検証:架空のパン屋チェーンの150ファイルを作成・編集・集計させると、正答率はどちらも全問正解。ローカルは約4分、Googleドライブは約40分かかった。ファイル作成だけだとローカル2分に対し30分だった。
- 差の理由:Googleドライブは「作成・書き込み・読み取り」を個別のMCP呼び出しで行うため、1ファイルあたり約11回、150ファイルで約840回の呼び出しになる。ローカルはシェルコマンドをまとめて実行でき、コマンド実行の表示は5回だった。ChatGPTの週間利用枠の消費もローカルは約1%、Googleドライブは約2%だった。
- 同期:Obsidian Syncは有料。無料ならiCloudドライブで同期できる。iPhoneのObsidianアプリで見るには、iCloud内の「Obsidian」フォルダ配下に保管庫を置く必要がある。絶対パスを参照するファイルやスキルは、移動時に修正が必要になる。
- 注意点:AIにWebサイトやアプリを作らせた作業場所を保管庫内に置くと、依存パッケージ等で約34万ファイルに膨らみ、Obsidianが開かなくなった。ファイルは無事で、部品を外に移しキャッシュを消して復旧した。開発用の作業場所は保管庫の外に分ける。
実践に使えること
- AIに読ませているフォルダ(企画書、議事録、顧客メモなど)をまずObsidianで保管庫として開き、AIの出力を読みやすい形で確認する。
- 最上位にルール、記憶、領域別フォルダを作り、ClaudeとChatGPTの両方から同じフォルダへアクセス権を与えて、毎回の説明し直しをなくす。
- 大量のファイル操作が必要な作業は、クラウドサービスのコネクタ経由よりローカルフォルダでAIにコマンドを実行させる方が速く、利用枠も節約できる。
- iPhoneでも見たい場合は、iCloudの「Obsidian」フォルダ配下に保管庫を置いて同期する。
- Webサイトやアプリ開発用の作業フォルダは保管庫の外に作る。