【Gem終了】今さら聞けない「スキル」の仕組みをGemini Sparkで解説
概要
Geminiの「Gem」は終了し、仕事の手順書として機能する「スキル」に移行します。個人アカウントは2026年11月、Google Workspaceは2027年3月、学校向けは6月が予定です。この動画では、見積もりメール作成だけのGemを、見積書・返信下書き・案件一覧・ToDo登録まで行うスキルに作り直す手順を実演しています。
主なポイント
- Gemは「誰として答えるか」という役割設定でした。スキルは「何をどの順で行い、何を出すか」を定めた手順書で、スプレッドシートやメール下書きといった成果物まで作ります。
- スキルはGemini Sparkで使えます。Sparkは試験運用中の機能で、左メニューにToDoリスト、スケジュール、スキルが並びます。Claude CodeやCodexのスキルと同じ考え方です。
- 作成方法は3つあります。「Geminiで作成」「手動で作成」「書き出しファイルの読み込み」です。Geminiで作成すると手順の文章をGeminiが書きますが、スキルへの登録は自分で行います。
- 既存のGemからの移行は、Gemの指示文をコピーしてGeminiで作成に貼り、前後の作業を言葉で足して手順書に広げます。出てきたテキストを手動作成のカスタム指示に貼り、名前と説明を入れて作成します。
- 説明文が最も重要です。AIは名前と説明文だけを見て使うかどうかを判断します。Google公式ヘルプも、一般的な説明では必要な時にスキルが使われない可能性があると説明しています。
- 説明文の書き出しは「使用する場面は〜」のように、使うタイミングを具体的に書きます。スキル名を出さずに「田中様の見積もり依頼に対応して」と頼むだけで、自動で選ばれて動きました。
- カスタム指示の末尾に、出すものと「情報が足りない時は推測せず質問して止まる」という注意を書いておくと再現性が上がります。価格表がない状態では単価を推測せず、処理を保留しました。
- メールは下書きで止まり、自動送信されません。連携するアプリ(Gmail、ドライブなど)は自分でオンにします。
- 同じスキルをチャットからの依頼でも、スケジュール(例:毎朝8時に未対応の依頼を処理)でも実行でき、成果物は同じ形になります。名指しで呼ぶ時は入力欄で「/」を使います。
- 利用条件は、個人アカウントのGoogle AI ProまたはUltraで、アクティビティの保存がオンであることです。Workspaceは対象外で、プレビュー版が近日提供予定です。終了時にGemは自動でスキルに移行されます。
実践に使えること
- 今のうちにGoogleテイクアウトのGeminiの項目、またはGemの編集画面から、Gemの指示文をテキストで保存しておく。
- Gemを1つ選び、Sparkの「Geminiで作成」に指示文を貼って前後の作業を足し、手動作成で登録する。
- 説明欄を「使用する場面は〜」で始め、使う条件を具体的に書く。
- カスタム指示の末尾に、出力物の一覧と「不明点は推測せず質問して止まる」を明記する。
- 動作を確認したら、スケジュール機能で定期実行に組み込む。
- 会社のWorkspaceアカウントの場合は、2027年3月の移行に備えて指示文を手元に残し、提供の案内を待つ。