WordPressはもう古い?Cloudflareの無料CMS「EmDash」がAI時代に合っている理由
概要
Cloudflareが公開したオープンソースCMS「EmDash」を紹介する動画です。MCPが標準搭載されており、Claude CodeやCodexなどのAIエージェントから記事作成・画像追加・サイト構造の変更まで操作できる「AIネイティブ」な設計が特徴です。管理画面はWordPress風で、投稿者は実際にClaude Codeへ数行指示するだけでサイトを更新し、既存サイトのCMS化も行っています。
主なポイント
- EmDashはCloudflare発のMITライセンスのオープンソースCMSです。2026年4月に試作版が出て、9月28日に1.0の安定版がリリースされました。動画時点ではv1.2〜1.3です。
- 人間用の管理画面とAI用のMCPが同じ入り口になっています。記事の執筆・下書き・予約、画像のアップロード、メニュー・ウィジェット・カテゴリ・カスタム投稿タイプの追加などをAIに任せられます。
- 技術基盤はPHPではなくTypeScriptとAstroです。本文は構造化データで保存されるため、AIが読み書きしやすくなっています。
- プラグインは隔離して実行され、使える範囲を事前に申告する方式です。プラグインが壊れてもサイト全体には波及しにくいとされています。
- Cloudflare上で動くのでサーバー管理が不要です。サーバー・ドメイン・CMSの管理をCloudflareに一本化でき、独自ドメイン代(年1,000円程度)だけで運用できます。アクセスが増えると有料プランが必要です。
- WordPressのエクスポートデータを取り込む機能が標準装備されており、移行が簡単です。公式サイトのプレイグラウンドで、管理画面をブラウザ上で試せます。
- 実演1では、書籍情報のURLと画像をClaude Codeに渡し、「サイトの書籍欄に追加して」と指示しました。Amazonリンクを含む詳細ページがCMS管理画面にも反映されました。
- 実演2では、既存のCloudflare上のサイトをEmDash化し、「公開スキル」というカスタム投稿とZIPアップロード機能を作らせました。管理画面はパスキーでログインします。
- WordPressが優れる点は、テーマ・プラグインの数、ノウハウ情報量、ページビルダーの充実度、日本語の完成度です。EmDashは新しいため、これらがまだ弱いと述べています。
- 動画の筆者は、AIネイティブなサイト構築とClaude Code等のセットアップを組み合わせたWeb制作サービスを開始しています。
実践に使えること
- EmDashの公式サイトにあるプレイグラウンドで、管理画面とWordPressとの操作感の違いを確認する。
- Claude Codeの接続先にEmDashのMCPを登録し、記事の下書き作成や画像アップロードを指示して更新フローを試す。
- Cloudflare上の小規模なサイトを1つEmDash化し、カスタム投稿タイプ(例: 作品集、スキル一覧)をAIに設計させる。
- 既存のWordPressサイトはエクスポートしてインポート機能で移行を試す。ただしテーマやプラグインの代替の有無は事前に確認する。
- 制作会社やフリーランスは、AIで更新できる運用設計を付加価値にした提案を検討する。